【緊急】ウォン・ウティナンさんの裁判を支える署名とご寄付のお願い

 甲府市立南西中学校3年生のウォン・ウティナンさんと母のロンサンさんに、2014年8月1日入国管理局は退去強制の裁決をしました。二人はタイに強制送還される危機に直面しています。ウティナンさんのお母さんはタイ人で超過滞在者でした。そのため、ウティナンさんは生まれた時から在留資格のない状態で生活してきました。彼は、2011年山梨県の新しい公共支援事業(外国籍不就学児童調査)で、就学していない子どもであることが判明し、それ以後県の事業とボランティアの学習支援を受け、2013年4月より甲府市立南西中学校の2年生に入学し、生まれて初めて公教育を受けられるようになったのです。中学校では、多くの友達が出来、演劇部やバスケットボール部に所属して、少年らしく暮らせるようになってきました。7年間も公教育を受けたことが無かったのですが、彼の頑張りは素晴らしく、高校の入試を受けられる学力を獲得しました。友だちも知識も日本で得てきたウティナンさんにとって、日本以外での生活は考えられません。
 このままでは、暮らしたことも行ったこともなく、一人の友達もいないタイに送還されてしまいます。ウティナンさんは「裁判で闘ってでも日本に居たい」と決めています。2013年に成立した子どもの貧困対策の推進に関する法律は「第1条 この法律は、子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう(後略)」と謳っています。私たち、ウティナンさんに関わってきた大人たちは、日本で生まれ育ち、懸命に努力してきたウティナンさんの未来(高校に通い日本で暮らしたい)が環境で左右されることのないよう強く願っています。ウォン・ウティナンさんの裁判を支える会を結成して、金銭面や嘆願書の署名活動等により彼の育ちを支えていきたいと思います。時間がありませんが、署名は3000筆、募金は裁判費用として必要な150万円を目標に取り組んでまいります。どうか趣旨をご理解いただき、署名活動と募金へのご協力をお願いいたします。

ウォン・ウティナンさんの裁判を支える会

詳細は下記の添付ファイルで
ウォン・ウティナンさんの裁判を支える署名とご寄付のお願い.pdf
署名用紙.pdf
山日新聞記事.pdf