OASIS News 6
オアシス・OASISニュース
1995年7月 No.6
七月より火曜日が相談日です(ペルシャ語;ペルシャ文字省略)
ということで、7月より相談日が、毎週火曜日になりました。
手伝っていただける方も募集しています。よろしくお願いします。
なお事務局会議は第3木曜日です。
’94年度を振り返って
「オアシス」代表 田ヶ谷雅夫
多彩な活動に明け暮れしたオアシスの94年度でした。イラン、タイ、フィリピン、ペルー、ブラジル、マレーシアなど、発展途上国から来日した外国人の基本的人権を擁護すると言えば恰好いいのですが、それらの人々のさまざまな生活問題に地道に対応しようとするオアシスの活動者にとっては、苦しく切ない日々の連続だったと言えましょう。
代表という要職をお引き受けしながら、本職の多忙にかまけて、あまりお役に立たずに、心苦しく思っています。年度替わりを機会に退任を申し出たのですが、相手にさえしてもらえませんでした。考えてみれば、組織の代表なんて、かえって無能・無策の方がうまく作動するのか。オアシスはこれからも、それぞれの状況の中で、無理なく、意義ある実践を積み重ねていきたいものです。
なお、ひとつ「ねがい」があります。オアシスはネットワークということになっていますが、実際には中核の数人が進めていて、なかなかほかの組織とともに連帯して活動するには至っていません。95年に向けてぜひ県内関係の皆さんの多くの参加を、心から呼びかけたいと思います。
オアシス活動報告 1995年2月〜1995年5月
2.17
事務局会議
於事務所
2.23
甲府市教育研究協議会
「世界の友達交流会」参加
於甲府市教育研修所
2.27
峡南青年会議所 学習会3名参加
於増穂町
3.13
オアシスセミナー第IV期第3回
「タイ女性をめぐる事件の
裁判闘争とタイの現状」
講師:E.Oさん(APT会員)
於甲府カトリック教会
3.17 事務局会議
於事務所
4.18
事務局会議
於事務所
5.16
事務局会議
於事務所
相談活動 1995.2〜1995.5
1.イラン人Hさん
元請け判明、S弁護士のもと賠償相談中。
2.イラン人Aさん
地下工事中アスファルトの塊が足に落下、入院中、労災申請援助。
3.イラン人Aさん
昨年、韮崎の土手工事中、事故。労災申請援助。
4.イラン人Sさん、Hさん
賃金未払い
極寒の中、親方の借金のカタに働きに行かされ賃金を全然貰えなかった。
5.タイ人女性Eさん
服毒自殺を図ったが一命をとりとめ手術成功。 婦人相談所、HELP等多くの援助を経て無事 帰国。
6.イラン人女性Rさん
夫の強制送還の後、乳飲み子を抱えがんばっていたが無事帰国。
7.フィリピン人女性
興業主がパスポートを返してくれない、パスポートがあれば次の職場で雇ってくれる。文書で取返しに成功。
8.イラン人男性と日本人女性の結婚2組
9.タイ人女性Wさん 裁判継続中
10.日比混血児を救う会より父親捜しの依頼。すでに再々婚、一児いることが判明。
11.ブラジル人Hさん 医療相談
12.フィリピン人Hさん
長野県富士見町より賃金未払いの相談。
13.イラン人の夫を持つ女性
賃金カットの宣告、抗議すると全額支払われない。
14
.タイ人 帰国援助 3件
男性3名、女性4名。
15.フィリピン人
パスポート取り返し交渉中。
16.イラン人Mさん 労災解決
17.イラン人Bさん 労災解決
18.日本人男性とタイ女性挙式。
19.長野県在住タイ人女性
夫が不明、帰国援助。裁判準備。
20.韓国人男性
両足骨折、治療費が500万ぐらいになる。付き添いの日本人からどうしたらよいか相談。
21.東京在住者の知人が、オーバーステイだが、東京で相談を受けてくれるところを紹介してほしい。 紹介。
22.イラン人 賃金未払い 社長逃亡、解決できず。
23.イラン人Hさん
サッカーの指導者として活躍していたが、退去強制。
24.フィリピン人
東京から、盲腸らしいがどうしたらよいか。 ひまわり診療所を紹介。
新聞記事から(1)
5ヵ国の外国籍児童・遊び通じ友達の輪を・甲府で交流会を開催・母国語の会話などを楽しむ
朝日新聞山梨版・1995年2月25日
(オアシスからも2名参加しました)
月刊 むすぶ 特集「外国人労働者に人権を」
ロシナンテ社発行の月刊「むすぶ」1995年2月号において「外国人労働者に人権を」という特集が組まれました。下記のような内容です。いろいろ参考になると思います(オアシスにも1部あります)。
■「共に生きる」具体化にむけて
■入国管理局は「強制収容所」だったのか
■ストップした・ザ・入管 パンクした入管行政
■日本に定住する外国人とその心
■群馬における外国人労働者と損害額算定問題
■三年目に入ったOCNet 外国人とともに生きる太田市民ネットワーク
■外国人労働者を取り巻く状況=過去と現在
アジア人労働者問題懇話会
■逃げてくる女性たち
女性の家”サーラー”
■「滞日外国人と連帯する会」との関わり
横浜教区・滞日外国人と連帯する会
■横須賀での取り組み
横須賀中央診療所
■「日系人問題」についてのメモ RINK
■マフムード・アルマムードさんに聞く むすぶ編集部
月刊むすぶ ’95.2(No.290)
発行 ロシナンテ社
定価700円
京都市左京区田中門前町96−2 075-721-0647(Fax兼用)
講演要旨 オアシスセミナー第IV期第1回 「在日外国人労働者の現状」 〜医療の現場から〜
1994年9月17日 於山梨県ボランティアセンター
講師 ひらの亀戸ひまわり診療所 M.T所長
昨年9月17日、山梨県ボランティアセンターにて、オアシスセミナー第IV期第1回を行ないました。遅くなり大変申し訳ありません。講演の要旨を掲載させていただきます。
東京の江東区亀戸の駅のすぐそばにオープンして5年目。地域で外国人の問題に取り組んでいるいろいろな運動体の医療部門を担当するといったかたちで外国人の問題に取り組んでいる。 診療所には、月延べ70人前後の外国人の方がみえるが、90人位の時もあった。診療者が増え出したのが、一昨年ぐらい。最初、イラン人が多かったが、最近は、バングラディシュ、パキスタン、フィリピン、スリランカの人が多く、ガーナ、マリ、コロンビアの人も。ほとんどの方がいわゆるオーバーステイ。
■どうしてうちの診療所に来るか
半分近くが、江東、江戸川、墨田という地域で、外国人労働者の問題に取り組んでいるコミュニティユニオン・地域の労働組合の紹介。その人達が、また友達を連れてくる。あとクチコミや他の病院、みなとまち診療所などからの紹介。遠くの方では名古屋から新幹線で来られた人もいた。確かにうちは安いが、交通費を考えれば同じだと思う。ただオーバーステイでも入管に通報されず安心して行けるということで来ているのだと思う。
■どういう患者さんが来られるか
一番多いのは急性の病気で、風邪、腹痛、下痢など。あと、ちょっとした怪我や骨折、労災がらみ、後遺症の人。次に不安神経症、環境や言葉が違い、眠れない、頭が痛いという人だが、最近減ってきた。それから、検診希望。最近は高血圧、糖尿病等慢性疾患の人。性病関係は、ぱらぱら。外国人の方は、行く所がわからずうちに来るが、専門ではないので困ることもある。それから、結核が割と多い。結核の場合、結核予防法で入院費はただなので安心だが、保健所に申請をしなければならず、入管への通報を心配して申請を嫌がる患者さんや、「入院すると解雇されてしまう」と逃げ回る人もいる。あと、近くの労災職業病センターから、労働災害・職業病の後遺症の診断、申請のためレントゲンをとりにくる人が多い。
最初の頃は、言葉が通じないので苦労したこともあるが、最近は日本語ができる方が多く、できなくても日本語ができる友達を連れてくる。日本の生活に慣れてこられたという感じ。
■大きな医療費の問題 −健康保険、生活保護−
組合健保には、オーバーステイの人も会社が保険事務所に登録していれば国籍に関係なく入れる。ただ、厚生年金とセットになっているので、国に帰る人は掛け捨てになってしまう(注:今年4月より、6ヶ月以上納めながら帰国したの外国人には一時金を支給)ので入らず、会社も入れないが、会社の義務として入れてほしい。
国民健康保険も本来、日本に住んでいれば、はいれるはず。実際、神奈川県は、「はいれないという理由はない」と言っている。どんどん入れるとも言わないが…。
ネックは、厚生省の「はいれるのは1年以上滞在しているか、滞在予定のある人で、外国人登録をしている人」という通達。しかし、オーバーステイで1年以上いる人はいるし、外国人登録は、資格外と書けばできる。ただ、外国人登録すると入管から来るんじゃないかということで入らない。地方自治体によっては入れているケースもある。
生活保護も今、使えない。90年、厚生省は「非定住の外国人に生活保護を適用するな」と自治体に口頭で指示。その後、神戸市が入院費を払えない外国人に人道上問題と生活保護を適用したが、国が取り消すよう指示し、取り消したことがあった。
医療費は大変だが、診療所くらいだったらそうでもない。風邪の場合4000円もあれば十分、肝臓の検査で6,7000円、うちの場合さらに安くしている。医療機関によっては自由診療ということで1.5とか2倍取るところもある。
ところが入院になると桁が違う。うちに骨肉種の患者さんが来て、病院に聞いたら、手術に一千万以上かかるという。
ただ、「外国人は、医療費を払ってない」と言われているが、調査によると、分割払いなど、結構みんな頑張って払っている。
お金がかかる・オーバーステイということで医者に行かないというのが困る。1週間熱が下がらず家に寝込んでいて息も絶え絶えで、診療したら肺炎でひどかった人もいた。
この間は、フィリピンの女性が、お腹が痛くて、我慢していたが、しきれなくて、夜中、救急で近くの医者に行ったら、セデスかなんかもらって帰されて、帰ったら流産してしまった。
100%で診てくれる医療機関はたくさんあると思うが、なかなか不安で行かないというのがあると思う。
■国、自治体の対応
去年、O厚生大臣が、外国人医療費の基金を作ると言ったが、その後、官僚に押さえられてしまい、やっと最近、調査委員会のようなものをつくることを決めたと聞いた。
一方、自治体では、東京都は、一昨年あたりから「行路病人及び行路死亡人取り扱い法」の適用を始めたが、住居や仕事があってはダメと、そう簡単にはいかない。しつこく調べられなかなか適用されない。同じくらいに群馬県が外国人の医療費の補填事業を始め、その後神奈川、新聞によると埼玉、千葉でもやるという。ただ、あくまで病院がかぶってしまった医療費を行政が補填するということで、外国人の人権を守るためというわけではない。前進と言えば前進だがまだ不十分。神奈川の場合は、救急医療に限っている。東京都は10月1日から外国人が払えなかった医療費の7割を次年度補填する。これも未払い医療費の回収努力はしなくてはいけない。「診療拒否することがなくなる」と考えていると思うが、はたしてそう簡単にいくか。いっそのこと国民健康保険に加入できるようにし、保険料払って自己負担3割にすればすっきりすると思う。
また、一生懸命医療費を払った人は損するということもある。
■がんばっている民間
神奈川のみなとまち診療所は、医療生協で、神奈川県内に診療所が3つある。地域の労働組合とかいろいろな団体がつくったところだが、外国人のための健保互助会、「MASH(マッシュ)」というのをつくり、医療生協の4つの診療所と他の2つの診療所で自己負担3割で診ている。最初は3割自己負担のみだったが、「まけてあげる」というのは良くないと、助け合いとし、月2千円を払ってもらうようにした。診療所だけだが、発足当初は殺到し、今、登録は数千人、延べ月250人くらい来ているのではないか。ただ、それでも赤字で、最近、マッシュを物心両面で応援する会というのが出来た。かなり厳しくやっていて、一年ぶりに来た人からもしっかり1年分取っている。そうしないとやっていけない。
あと、うちの診療所でも週1回手伝ってもらっている「シェア(SHARE)国際保健協力市民の会」というNGOが、江戸川区に事務所があり、医療相談をやっていて、月一回ベンガル語とタガログ語での相談もやっている。東京にはその他、「CALL」とか、「いのけん」とかあり、民間努力で日本の評判を落とさずにいるという気がしている。
■ひどい労働条件
この間来た人は弁当屋さんで一日15時間働いてこの1ヶ月間休みなし。で、給料が月30万ぐらい。また、クリーニング屋さんで朝8時から夜8時まで働いているバングラディシュの弁護士さんや、同じくクリーニング屋さんで8時から夜10時まで働いている人。日本人は定時で外国人だけ残業するが手当はない。
また、下町の超零細企業は、有害物質を使う仕事が多く、めいっぱい有機溶剤を吸って、喘息で来る人もいる。労働安全衛生法、労働基準法が、外国人には適用されない。健康診断を要求したら「やめてもらってもいい」と言われた人もいる。
■多い労働災害の相談
とりわけプレスで指を落としたケースが多い。労働省の統計なので氷山の一角だと思うが、91年の労災の件数が322件、90年221件、89年89件と急激に増えている。圧倒的に東京が多いが、埼玉、千葉も多い。山梨も5件ある。
業種は、金属製品製造・加工業が一番、次が建築業。
一番悲惨な事例は、肉の加工場で骨折した方。会社の人が病院に連れていってくれ、医療費も払ってくれたようだが、そのうち金が無くなり退院。解雇になり、上野公園に行けばなんとかなると思い、上野駅で降り歩いていたところを、たまたま労働組合の人が見つけ、うちにきた。ともかく労災手続きということで、労働組合の人の協力でなんとか労災になり、最後は年金になり、今、日本から送られている。
指の切断が非常に多い。経営者が、機械の使い方をちゃんと教えない。見よう見まねで非常に短期間のうちにやる。そして、ふつう日本人が労災にあえば、社会保険労務士が手続きをしてくれるが、外国人の場合、ひどいのは「やめていいよ」と追い出されてしまう。いいところで医療費は出してくれるが休業補償は出さない。ある程度直ったら「やめていいよ」と。
事例をあげると切りがないが、外国人差別がある。中国人の調理師さんが仕事中、包丁で指を切り労災を申請。社長は、「あのけがは自分の家でやった」と否認。けがをした時、日本人の同僚でカットバンを持ってきた人がいたが、「知らない」と証言してくれない。それで、まだ調査中。
一つには、労働組合の問題があると思う。一緒に働いているのに日本の労働者が何も言えなくて黙っている。また、「労災が下りたからいい」ということではなく、事故が起こる前の予防を、行政も監督署も労働組合も考えていかないと困る。
■補償をどうする−日本の裁判の状況−
そういう中で、プレスで指を落とした労働者が、会社を相手に裁判を起こしている。当然、責任は会社の安全配慮義務違反だが、どう補償するかが問題になっている。日本の裁判官は、「バングラディシュと貨幣価値が違うから、日本人だったら2000万円のところを100万円でいい」と言っている。それでは、日本人の経営者はどんどん使え、いくら怪我しても100万、50万ですんでしまう。使い捨てと同じ。そういうことを助長する判決が出て、そういう流れになってきている。そこを打破しようとやっているが、壁が厚い。逆に日本人が、アメリカやドイツでけがした場合、同じことで納得するのか。
■じゃ、どうするのか。
なかなかこうしたらいいというのは出てこない。我々も江東区の中に外国人相談連絡会というのをつくっていて、相談の解決能力は結構あるが、限界がある。江東区に何かやらせたいと考えたが、ワイワイ騒いでも解決しないので、むしろ江東区と一緒に何かやろうということで、やっと国際交流のイベントに外国人相談のテントを出すことが出来、来月の区民祭りには外国人相談のテントを置く。そういうことからぼちぼちやっていく。東京都でもそうだが、結局、「国が国が」となってしまう。
もう一つは、「外国人の運動をつくっていければ」ということで、外国人が労働相談・健康相談にのれるよう学習会を開き、一人二人相談に乗れる人が出てきた。また、昨年初めて、労働組合にきている外国人で「外国人労働者総行動」という、賃金未払いとか労災でひどいことをやった会社に押しかけるということを春闘の一環としてやり、今年も2回目をやった。しかし、すぐには労働組合は広がらない。取り組んでくれる労働組合もまだまだわずか。そういった意味で大変ですが、少しづつ少しづつやっていきたい。
■溺れている人は助けなければいけない
ともかく、組合保険と国民保険になんとか入れるように、生活保護もそうですけど、やっていきたい。
これはある本に出ていた、いいたとえだが、「今の日本の状況は、遊泳禁止区域で溺れている人に石を投げて溺らせているのと同じ、これをへたに助けるとまた調子に乗って泳ぐやつが出て来るから溺れさせて死んだほうがいいと言っているのと同じ」と。しかし、遊泳禁止区域で溺れている人は助けなければいけない。そこのところを考えなければいけない。僕らは普段、外国人の人権を守るというのは当たり前だと思っているが、一般的には全然そうじゃない。労働組合でも組合が違うと全然違う。「外国人はどうしようもない」と言うところもある。
ということで、広めていくことも必要だと思っている。東京と甲府、近いので、これからもよろしくお願いします。
(文責 編集部)
新聞記事から(2)
不法滞在外国人の医療・健保加入認める 厚生省の懇談会
朝日新聞・1995年5月2日
一時金こう変わる
朝日新聞・
新聞記事から(2)
県内 |
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■進む教育現場の国際化 東桂小の中国帰国児童受け入れ |
山日94.11. 5 |
■増える外国人犯罪 拘留中にトラブル 言葉の壁、対応に苦慮 |
山日94.11. 7 |
■タイ女性使い売春 甲府 スナック店主ら逮捕 5〜6日 |
山日94.11. 7 |
■人権、手続きどう説明 甲府刑務所 弁護士会と対応協議 7日 |
朝日94.11. 8 |
■「年金者救って」朝鮮総連県本部 知事に差別訴え 7日 |
朝日94.11. 8 |
■タイ人ホステス15人に売春をあっせん 甲府の店主ら追送検 |
山日94.11.19 |
■身重妻マリアの苦悩 イラン人刺殺事件で夫の不法在留発覚 |
山日94.11.21 |
■日本に妻残したい 長女が心臓病 イラン人被告訴え 御坂不法残留 |
山日94.11.26 |
■殺人事件に協力し、強制送還へ 不法残留イラン人に有罪判決 25日 |
朝日94.11.26 |
■不法就労助長で起訴 タイ人女性売春事件 |
山日94.11.26 |
■外国人雇用が2割増 県内企業 中南米の出身目立つ 山梨県職業安定課まとめ |
山日94.11.29 |
■在住外国人に参政権を 在日韓国人 県議会へ請願書 7日 |
山日94.12. 8 |
■在住外国人に参政権を 在日韓国人団体県議会に請願「義務果たした」 |
朝日94.12. 8 |
■医療費未払いが増加 県、病院救済策検討へ 県内の短期滞在外国人 |
山日94.12.13 |
■定住外国人に地方参政権を 必要・不要 双方の言い分 |
朝日94.12.14 |
■人ひと 行政に外国人の意見を Y.B氏 |
山日94.12.29 |
■検証 空洞化の街<下> 外国人に頼る企業戦略 |
朝日94.12.29 |
■外国人ガイド作成 市が配布 生活情報を解説 甲府市 21日から |
山日95. 2.22 |
■HOW TO 甲府の暮らし 甲府市南米の人向けに案内書 |
朝日95. 2.22 |
■遊び通じ友達の輪を 甲府で交流会を開催 5カ国の外国籍児童 |
朝日95. 2.25 |
■外国人なんでも相談 甲府で県弁護士会と県 通訳まじえ17人に対応 |
朝日95. 2.27 |
■”出稼ぎ”外国人頭打ち 上向かない景気、仕事減少 県内 |
山日95. 2.28 |
■定住外国人の選挙権取得 県議会、請願採択へ |
山日95. 3. 3 |
■定住外国人の地方参政権求める請願 県議会で採択見通し 民団県地方本部 |
朝日95. 3. 4 |
■鉄製バケットが頭直撃 外国人作業員死ぬ 芦安 6日午後 |
山日95. 3. 7 |
■助産手当てを増額 外国人にも支給 来年度から 甲府市 |
山日95. 3.10 |
■定住外国人へ地方参政権 県議会で請願採択 9日 政府に対する意見書も議決 |
朝日95. 3.10 |
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全国 |
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[94年11月] |
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■日常使用語以外の操作・審理 理解可能なら適法 比の3被告 控訴棄却 |
朝日94.11. 2 |
■在日外国人いまや161万人 母国語の新聞や雑誌次々 誕生 編集長集まりシンポ |
朝日94.11. 3 |
■年金こう変わる 在留外国人へは一時金 95年4月から |
朝日94.11. 3 |
■在日への排外意識 問われる日本人 教諭への暴言問題 |
山日94.11. 9 |
■不法残留者の多い国 就学審査を厳格化 法務省 地方入管局に通達 |
山日94.11.13 |
■「日本の入管 虐待・拘禁」強制退去のペルー人 13日 |
朝日94.11.15 |
■外国人雇用が減少 6月現在の労働省調査 不況と円高響く |
朝日94.11.18 |
■マレーシア人22人入国拒否 福岡入管 23日わかる |
山日94.11.24 |
[94年12月] |
|
■不法就労で米国人技術者を強制退去 広島入国管理局 |
山日94.12. 2 |
■ミニ時評 外国人の医療問題 基金など政治決断必要 |
朝日94.12. 2 |
■役立ってますか領事業務 日本大使館の仕事ぶりチェック フィリピンの邦字紙 |
朝日94.12. 9 |
■外国人参政権認めず 大阪地裁 在日党の請求棄却 9日 |
山日94.12.10 |
■「国籍認めず」見直しか 無国籍児訴訟結審 最高裁が来月判決 16日 |
山日94.12.17 |
■収容者の預金引き出す 元入管職員に実刑1年2ヶ月 26日 |
朝日94.12.27 |
[95年1月] |
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■国籍条項を撤廃方針 高知 県職員、外国人に開放 |
朝日95. 1.11 |
■養育費だけでも送って 日比混血児の支援呼びかけ 国際子ども権利センター |
山日95. 1.14 |
■定住外国人に地方参政権を 論壇 |
朝日95. 1.14 |
■外国人被災者に電話で情報 市民団体有志、10カ国語で提供 |
朝日95. 1.25 |
■在日朝鮮人と日本人住民 共同生活で始まった交流 被災地に敷地開放 |
朝日95. 1.27 |
■男児に日本籍認める 無国籍児訴訟 最高裁が逆転判決 27日 |
朝日95. 1.28 |
■Aちゃん日本国籍を取得 長野・御代田町が受理 30日 |
山日95. 1.31 |
[95年2月] |
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■ボーダー上の子に国籍を 学芸部 コラム 私の見方 |
朝日95. 2. 6 |
■「在日韓国人が火をつけた、とうわさ」「不見識」と問題化 衆院予算委 8日 |
朝日95. 2. 9 |
■強制送還志願が急増 不法滞在の外国人 「避難生活もうイヤ」 入管に380人 |
朝日95. 2. 8 |
■「流言」発言削除求める 衆院予算委 9日 |
朝日95. 2. 10 |
■外国人犠牲者166人 兵庫県警まとめ 21日発表 |
山日95. 2.22 |
■初めての暮らし 震災 1ヶ月 外国人の苦悩 避難生活に言葉の壁 |
山日95. 2.25 |
■論壇 外国人参加は地方自治確立の道 (会社員 投稿) |
朝日95. 2.27 |
[95年3月] |
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■定住外国人の地方選挙権 「憲法上、付与は可能」最高裁 初判断 28日 |
朝日95. 3. 1 |
■永住外国人の地方選挙権 憲法上禁止されず 最高裁初判断 28日 |
山日95. 3. 1 |
■各党、立法検討へ 定住外国人の地方参政権 自民に消極論も |
朝日95. 3. 2 |
■社説 自治参政権は国際化へ |
山日95. 3. 3 |
■出稼ぎ外国人労働者 2人 初の職業病認定 労働省 |
朝日95. 3. 8 |
■外国人の地方参政権 9割の国会議員「賛成」 回答率 42% アンケート |
朝日95. 3.11 |
■外国人が「使える」日本語辞書できた 日本語の会 東京 |
朝日95. 3.18 |
■定住外国人の地方参政権問題 政治改革協で調整へ 連立与党 |
朝日95. 3.18 |
■「国籍条項は違法」 ゴルフクラブ会員入り拒否 在日韓国人が勝訴 東京地裁 |
朝日95. 3.24 |
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海外 |
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■「不法移民締め出し法」に地裁が”待った” カリフォルニア 10日間差し止め |
朝日94.11.18 |
■不法移民排除提案を可決 カリフォルニア州 反対派は違憲の訴え |
山日94.11.24 |
■振興策、曲がり角に トラブル頻発、禁止論も フィリピンの海外 出稼ぎ |
朝日94.11.25 |
■加州の「不法移民締め出し提案」成立 米に波紋 18州の団体から問い合わせ |
朝日94.11.26 |
■加害者の痛み 韓国で外国人を守る動き(ミニ時評) |
朝日95. 2. 6 |
■外国人労働者の正規就業 韓国が許可制導入 |
朝日95. 2.15 |
’94年度を振り返って
オアシスニュースも○○報告という記事が多くて、なかなかスタッフの生の声が伝わらなかったのではないでしょうか。あまり振り返っている暇もないオアシスではありますが、今号では、「1994年度を振り返って」と題し、事務局スタッフ3名の日頃の感想などを一言書かせていただきました。
何故か結婚問題の専門家になってしまった。いわゆるニューカマーの人たちの定住化が進んできているのだから増えてくるのは予想できてはいたのだが…。オーバーステイの外国人と日本人の結婚は、在留資格(配偶者ビザ)を取得するために、大変困難な道程を歩まなければならない。ちょっと厳しい言い方になるが、その覚悟がなければ最初から結婚など望まないでほしい。
しかし、これからますます増えてくるであろうことを考えるともう少し在留特別許可の申請は簡単に、緩やかにしていただきたいと思う。
(T.A)
一考、二考、参考−オアシスが発足して早三年がたった。その間、主に山梨に住む外国人労働者が出会った様々のトラブルの解決のため、オアシスの活動が少しでも役立ったことを喜ぶと共に、協力者の方々にお礼を申し上げたい。今後も滞日外国人労働者の問題は増えても減らないと思う。また、当事者の外国人をはじめ、職場の責任者や、行政窓口と折衝できる時間は極限られ、対応できるオアシスのメンバーも限られてしまう。現在、専従員を置くにはとても資金が足りないが、せめて活動の励まし手当を、支給方法を含めて今後の検討課題にしてみたい。
(T.T)
94年度を12月で区切るか、日本独特の3月で区切るかではまったく意味が違ってくる。12月で区切るなら抱えたケースはひとつも解決しておらず、はたまた3月で区切るならば、地震だ!サリンだ!で紙面を使ってしまい、閑話休題と詫びねばならないことだろう。マスコミは盛んに「日本の安全神話が崩れた」と騒いでいるが、外国人にとっては以前から「安楽国家」ではない。医療保険にしろ公務員等就労条件にしても、著しい差別を受けてきた。一人島国だけが良ければという了見は捨てねばならない時期に差しかかっていると思う。安楽は地球全てのものだ。
(O.W)
1995年度会費納入のお願い
いつもご支援、ご協力ありがとうございます。新年度が始まり、総会も無事終えることができました。 外国人からの相談は、相変わらず多く、昨年より借りました事務所も、相談日には入りきれず通路で待っていただいていることもあるような状況です。 さて、1995年度分の会費をまだ納入していただいていない方は納入をお願いいたします。また、すでに納入いただいた方、ありがとうございました。
本年度もよろしくお願いいたします。
会費 |
個人会費 |
年間 12,000円 |
|
団体会費 |
一口 10,000円 |
|
賛助会費 |
一口 20,000円 |
郵便振替口座番号 |
00400−9−3286 |
加入者名 |
山梨外国人人権ネットワーク
オアシス |
お願い
詳細は次号でお伝えしますが、日本語教室を開設するための部屋を探しております。甲府駅からあまり遠くなく、格安な物件を心当たりの方いらっしゃいましたらご連絡をお待ちしております。お手数ですが詳しくはオアシスまで問い合わせてください。
編集後記
なんとか総会に間に合わせようと思いましたが間に合いませんでした。毎度のことながら申し訳ありません。94年度は結局2回しか発行できませんでした。今年度は何とか3回は発行したいと思います。次号では3月のセミナーと6月に行いました総会、山梨外国人フォーラムの様子をお伝えする予定です。セミナーの報告などご協力いただける方募集中です。
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