OASIS News 4
オアシス・OASISニュース
1994年9月 No.4
第二の明治維新に
「オアシス」代表 田ヶ谷 雅夫
何かにつけて日本の国際化が取り沙汰されるこの頃です。私たちが日常食べるもの、使うものの多くが、あちこちの外国製品に依存しているのと同時に、ニッポンが世界各地に経済進出して、エコノミック・アニマルなどと顰蹙を買っているのも、周知の事実です。
昨年私はフィリッピンのカラウイット島という、あまり知られていない小さな島の住民運動の支援に行ってきましたが、そこへ行く空港の建物はまるで農家の納屋そっくり。トイレには桶とひしゃくがあって、それで水を流すのです。電気もガスも、水道もない辺地ですが、そんなところへも、ネクタイ締めた日本企業のビジネスマンが観光開発に乗り込んできているのには、おどろきました。
けれども、今もってたくさんの政治家の皆さんが「失言」なさっているので分かるように、どうも日本人には世界がニッポン中心で廻っているかのように錯覚している人が結構多いようです。いざというときにはすごく排他的になり、自分たちの中だけで結束し、自分と異質の存在は頭っから本能的に受け付けようとしない。そういうタイプの日本人が多いのはもしかしたら明治維新までの長い間続いた、徳川幕府による鎖国制度が後を引いているのかもしれません。
そういう意味で、現在私たちが抱えている外国人人権問題は、大袈裟でなく、私達日本人にとって、第二の明治維新なのだと言ってよいのではないでしょうか。
何しろ私達がおととし外国人人権ネットワーク「オアシス」を結成するまでは、県内でこの種の問題に立ち向かう形勢は何ひとつなかったのです。だから私達「オアシス」の諸活動は、試行錯誤的な経過を辿らざるを得なかったわけです。
現在実質的にオアシスで動いていただける人は、まあ10数名というところでしょうか。(会費を払ってシンパで支持してくださる方はたくさんあるのですが)。ひと握りのオアシスの活動メンバー達は、みんな別に国際問題の専門家でもNGOの専従者でもありません。それぞれ本職が忙しい素人ばっかりです。それでも、もしも目の前の池で子供が溺れていれば、誰だってためらいなく池に飛び込んで子供を救い出そうとすることでしょう。それと同じで、私達オアシスのメンバーの諸活動は、まだまだごく即物的で、必要止むにやまれぬものと考えていただいて結構です。
そして、タイやイランの在日外国人の皆さんと接していると、その人たちの暖かくナイーブな心情に、思わずマネーまみれの日本人の在り方を大きく反省させられることだって一杯あるのです。
外国人の基本的な人権を守ろうとする私達の活動は、無論決してラクなものじゃありません。しんどいです。でもそのお返しに、私達はたくさんのことを学びとりつつあるのも事実です。宮沢賢治は「世界ぜんたいが幸福にならなければ、個人の幸福はあり得ない」と言っています。たぶんオアシスの行動原理も、その辺にあるのでしょう。それは、格別変わったことでなく、人間としてごく普通の営為です。 外国人問題は、バブルが不況に一転したから解決するといったことではありません。これからの高齢・高学歴社会ニッポンが否応なく直面する恒久的課題です。全く、ひとごとではないのです。これからも山梨県内の多くの皆さんの理解と協力を、よろしくお願いします。
オアシス活動報告
1994年3月〜1994年7月
3.16 事務局会議
4.21 事務局会議
4.29 東日本外国人労働者フォーラム参加
5.15 立正佼成会イベント参加
5.19 事務局会議
5.23 青年会議所
6.16 事務局会議
6.18 オアシス総会開催 リバース和戸にて 記念講演会
「在日外国人と人権」
講師:一橋大学教授 H.Tさん
6.30 山梨医科大学生7名に外国人医療問題を説明
7.21 事務局会議
相談活動報告
1)イラン人夫妻の出産女子Rちゃん (継続中) 外国人登録、国籍取得
(母子手帳、予防注射など権利獲得のため)
病院、役場への同行
2)イラン人Rさん 労災入院中 症状固定、退院、帰国決まる。
(9/4送別会、9/8帰国)
3)イラン人Bさん ユンボとトラックにはさまれ腰を骨折
通訳要請、Y病院からI病院へ転院
4)イラン人Aさん 継続1年半 腰の痛み。
5)タイ人女性裁判 継続中
6)タイ人男性2人 帰国援助、HELPに要請。
7)イラン人 賃金未払い H町の会社、一時金で解決。
8)日本人男性S フィリピン人妻との離婚について相談。
9)フィリピン人Mさん 就職、その他相談 小三の年齢になる子供が学校へ行っていない。
10)イラン人Jさん 重い心臓病、 K病院での医療費300万をどうするか、SWより相談。
11)日本人男性 マレーシア人の妻のスナックでの賃金未払い。
12)イラン人Sさん 賃金未払い 労基署の相談日に連れていく。
13)タイ人女性Mさん 帰国希望
14)タイ人男性 C病院入院中 眼科 パスポート、IDカード持たず。
15)イラン人Mさん 解雇、賃金未払い。
16)イラン人夫妻 職場でのひどいいじめ、賃金格差、口約束の違い、医療費の支払いについて
17)イラン人 賃金未払い F市在住 いのけんよりハローワールドに依頼。
18)Mさんの子供の保育園入所手続き等。
19)タイ人女性Cさん C病院へ診察付き添い。
20)イラン人Mさん オーバーステイで逮捕、面会数回。 (賃金未払いで相談に入っている最中に)
21)K病院SWよりペルー人のクライアントの通訳要請 ※SWはソーシャルワーカー
報告・1994年度山梨外国人人権ネットワークオアシス総会
去る6月18日、甲府市のリバース和戸においてオアシスの1994年度総会を行ない、約40名の方にご参加いただきました。議事につきましては事前にお送りいたしました総会資料の通りすべて
承認されました。ここでは、93年度の事業報告と94年度の事業計画について補足説明をいたします。なお、一橋大学のH.T教授による記念講演会については次号の報告を予定しています。
◆1993年度事業報告
1993年度の特徴としては、初年度の活動がタイ人からの相談が多かったのに対し、イラン人からの労働問題に関する相談や、結婚や離婚といった解決まで長期を要する相談が多くありました。
結婚については、相手がオーバーステイというケース、離婚については、日本人の夫が浮気をしたので離婚したいというケース、出産については赤ちゃんが生まれてしまったが手続きをどうしたらよいか、などの相談がありました。
それから、資料には載せてありませんでしたが、イランの人たちとの交流会を3回行ないました。ほとんどがオーバーステイの方なので呼びかけは、少数の事務局関係者に限らせていただきました。
次に、事務局員一名がタイへいってまいりました。目的は、タイ人女性にスナック経営者からの損害賠償金を渡すためと、HIV感染の女性が病院に対して裁判を起こすかどうかの確認のためです。
◆94年度事業計画について(総会資料参照)
1.年次総会の開催
2.事務局会議の開催 原則として毎月実施
木曜日を予定
3.外国人人権セミナー及びフォーラム、講演会などの開催
相談が長期化してきている中で、オアシスの力だけは解決できない相談が出てきています。「オーバーステイ」の外国人というとなんにも権利がないように思われがちですが、確かに外国人は日本国民ではないけれど、山梨県民であり、甲府市民、あるいは石和町民である、という考え方に立って問題設定をしていく必要があるのではないかということで、基本テーマを「外国人も住民です」としセミナーを開催していきます。また、いくつかのところから話を聞きたいという話も来ています。こういったことを通じてネットワーク化のことも考えていきたいと思います。
4.機関誌の発行 年3〜4回、パンフレットの作成。
5.外国人問題への対応、随時。
6.県内外関係組織との交流、連絡随時。
4月に、外国人労働者東日本フォーラムが開催され、今後、全国規模でやっていきたいということが確認されましたので、今まで以上に他団体との連絡調整が必要になると思われます。
7.日本語学校の開設、外国人の子供の補習、外国語学校の開設。
・日本語学校
学校と言うよりは教室と言ったほうが良いと思いますが、やはり、日本語学校には行きにくいという人がいます。しかし、日本で生活していく上ではどうしても日本語がしゃべれないと不自由なこともあります。また、日本語を学びたいという要望もずいぶんありますので、事務所を利用して開設したいと考えています。
・外国人の子供の補習
両親が外国人という場合もありますが、どちらかが外国人、特に母親が外国人の場合、言語形成期に日本語がかなり不足しているというのがこの間何人かの子供たちを見てきてわかってきました。例えば、計算はできるんですが3倍だといくつですか、という「倍」という言葉が分からないということがあります。これはオアシスだけではできることではないのでいくつかの団体や個人にお願いしながらやっていきたいと考えています。
・外国語学校(外国語教室)
相談を受ける時など、少しだけでもできると彼らのリラックスの状態が違います。
8.その他必要な事業
・運動、裁判の支援などです。
タイ人女性が2病院に対し損害賠償を求めた裁判について
新聞、テレビ等マスコミにてすでにご存じのことと思いますが、4月1日、タイ人女性が、HIV感染していることを理由に病院で充分な治療が受けられなかったとして、峡南病院、市立甲府病院を経営する甲府市に対して損害賠償を求める裁判を起こしました。この裁判についてK弁護士に解説をお願いしました。
Tさんはタイの女性です。山梨県のスナックで働いていました。平成4年12月16日にスナックでやくざが暴れ、Tさんは逃げようとしてスナックの2階から飛び降り、第2腰椎の骨折と神経根の損傷のケガをしました。
Tさんは峡南病院に運び込まれて、同病院では上記の通りケガの診断をしました。峡南病院では、Tさん本人に無断でHIV感染の有無の検査をしました。Tさんのケガは急ぎ手術をする必要があるとの外科医の診断でしたが、峡南病院ではケガの手術の専門医がいないということで手術の専門医のいる市立甲府病院に転院するまでの間放置され、同月21日の午前中に手術の目的のため市立甲府病院に転院となりました。
市立甲府病院の手術のできる専門医(担当医師)は、付添人から手術の同意書をもらうなどして手術の準備を進めていたのですが、同21日17時30分頃市立峡南病院から甲府病院の担当医師あてにTさんがHIVに感染していることの検査結果の連絡がありました。
市立甲府病院では、院長ほか首脳部が協議し、HIV感染者に対する市立甲府病院での治療の継続は、病院職員、他の患者に影響を与えるとのことで、市立甲府病院では予定していた手術を中止して他の公立病院に転院させることにした。同月24日に転院しました。Tさんは転院先の公立病院で手遅れとのことで手術はなされませんでした。結局ケガをしたTさんはどこの病院でも手術をしてもらえませんでした。Tさんは下半身運動マヒとなりタイに帰国しました。
Tさんは、峡南病院、市立甲府病院(甲府市)に対して、所得保障、慰謝料などとして約1500万円の損害賠償を求める裁判をしております。
1.TさんがHIV感染者であり且つタイ女性であることから医療機関によりTさんのケガの治療に重大な差別取扱いが行なわれたと思われます。裁判では、
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峡南病院、市立甲府病院がTさんのケガの手術をしなかった理由、HIV感染を理由に手術をしなかったのか、各病院が手術等適正な治療をしなかったことが各病院の落ち度となるか。
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手術等の他、適正な治療によりTさんのケガは治ったか。
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Tさんの損害はどのくらいか、等が審理されます。
2.この裁判は損害賠償を受けることが第一目的です。そして更に、この損害の賠償を受け且つ医療機関と共にHIV感染者への適正な医療行為の実施の方法を考えていくことも目的であると思われます。現在、HIV感染者に対しては、血液製剤による感染は被害者であるとして取扱い、その他の理由による感染者は自己責任であって自業自得であると認識されやすいですが、このような差別的取扱いをしないでHIV感染者全体への医療行為の実施を考える目的であります。
エイズの予防が強く叫ばれている現在、ともすればHIV感染が血液製剤以外の理由による場合には上記のような誤った認識が生じやすいです。それゆえ「エイズ予防」だけでなく「HIV感染者への各種のケア環境の整備が必要」であり、そのような視点からこの裁判を見ることもできると思われます。
次回第3回公判は、10月17日午後1時15分からです。 |
国保裁判を支える会7.16集会に参加して
7月16日に、東京都中央労政会館にて国保裁判を支える会7.16集会が開かれ、オアシスから2名が参加しましたので報告します。
集会は2部構成で開かれ、第1部は足立区に対して在日フィリピン人女性(日本国籍の夫死亡)が起こした「国民保険被保険者証不交付処分取消請求事件」の裁判経過の報告と、彼女のメッセージ、原告弁護団代表の意見などが披露された。いわゆる「在留資格がない」オーバーステイ者扱いである。彼女は保険審査会に対し審査請求を行なったが、棄却されたので(理由=1.国保上の「住所」は居住の継続性・安定性を用件とする。2.入管法上在留資格のない者は居住の継続性・安定性が保障されていないのでその居住地を国保上の「住所」とは認定できない。)訴訟に至った。
弁護団から、これは憲法裁判的性格の訴訟だが、第25条「生存権」や第13条「平等権」ではすでに最高裁判決が確定しているため(それぞれ朝日訴訟と堀木訴訟)、現在「国際人権規約A規約」(塩見訴訟−国民年金法の国際要件)について研究しているという報告もなされた。現在第4回公判まで進んでいるが、この訴訟のあおりで、今までケースバイケースで保険証を発行してきた他の自治体が、公判の成り行きを見守る形で発給を見合わせるところが出てきているという報告もあった。第5回公判は9月6日の予定だが、港町診療所のTドクターと原告本人を証人として申請し、法解釈論、憲法論を展開し、保険証がないことによる不利益の実情などを示すなどして、足立区の処分が違法であるだけでなく社会的事実認識の誤りであることを明らかにする予定だと語った。
第2部では外国人医療を取り巻く情勢という内容で、各地の報告がなされ(オアシスY氏は「タイ人女性Tさん・HIV訴訟」を報告し、とりわけ多くの拍手が送られた)、港町診療所からは、労災内容の比重が事故によるものから、職業病や慢性疾患に変わりつつあることの報告。江戸川ユニオンからは、入管が専用パトカーを購入して連日都内をパトロールして次々に摘発をしていることや、K区警察署がそれに協力している実態が浮き彫りにされた。また、スリランカ政府による人権抑圧と戦っている祖国救援組織のメンバー50人あまりで、日本政府に対し「難民救済申請」を予定している話や、あるすの会から、病院のソシアルワーカーから外国人の被害実態について事例を提供してもらっているが、所属機関への配慮や保身?からか具体的対象の名前を公表したがらないジレンマ、また、アジア人労働者問題懇談会からは、去る6月21日に起きた「イラン人変死事件」(警視庁上野署と東京入国管理局が機動隊の応援を得て上野公園で実施した「超過滞在外国人などの一斉摘発」時に逮捕され、その後拘置所内で死亡したもので、目撃者の証言では、護送車に乗せられたとき着ていたシャツが血まみれだったという。警察発表では死因は肺動脈血栓塞栓症、原因不明)についての呼びかけがあった。最後に「すべての外国人に医療補償を!」連絡会から国立国際医療センターで起きたHIV患者に対する診療差別問題が報告され、正に「Tさん・HIV訴訟」と同じような事件が各地で起きていることを窺わせた。全体として、外国人医療問題が複雑化、個別化され、彼らが定住していく傾向が鮮明になってきていると実感した。また、今後ますます法廷での闘いが多くなるであろうことも予感された。
(報告 F)
国保裁判とは
東京都足立区に住むフィリピン女性Mさんは、同区の国民健康保険に加入しようとしましたが、在留資格を持っていないことを理由に申請を却下されました。Mさんは納得がいかず、弁護士の手助けを得て、東京都国民健康保険審査会に不服申し立てを行なったものの、訴えを退けられ、東京地裁に訴訟を起こしました。これが「外国人国保加入裁判」です。
第4回東日本外国人労働者問題フォーラム・参加報告
本年4月29日、30日、横浜で開かれた第3回東日本外国人労働者問題フォーラムに、日本の外国人労働者問題に取り組む民間34団体が参加し、オアシスからは、Y副代表、K弁護士、T夫婦が参加した。
集会は、(1)全体会議、(2)海外ゲスト特別報告、(3)交流会、(4)分科会、(5)文化交流会(民族舞踊と歌)と多彩だった。
全体会議は実行委員長のH.Wさん(カラバオの会)の基調報告に続き、4人の現場報告があり、それぞれ原宿での取り組み、女性の相談と問題、医療問題、難民問題について語った。海外ゲストの報告は、現ドイツフランクフルト市多文化局長で、そもそもNGOの「外国人と結婚している女性の会」の創設者、Aさんが、『多文化共生に向けての地域づくり』と題して話された。夜の交流会は、会場を移して行なわれた。
30日の分科会は、
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病気になったら
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外国人の子供の教育
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外国人労働者の組織化
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労働者の権利
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女性が暮らしてゆくために
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女性シェルターから見えるもの
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追い出しと弾圧、これでいいのか
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難民の現実と取り組み
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弁護士による外国人相談
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ドイツでの経験と実践、ゲストを囲んで
からなり、オアシスからK弁護士が、(6)分科会で、タイ人女性Tさんの訴訟経過につき報告された。私の出席した(7)分科会では、昨年から目立つようになった入管、法務省、警察、労働省など政府による外国人労働者排除の動き、茨城県牛久市に昨年12月、「オーバーステイ」の外国人労働者を逮捕、強制退去により出国させるまでの間収容する施設で、300人収容できる(従来の3倍)東日本入国管理センターを新たに完成させたこと、昨年5月から10月にかけて、原宿で、大規模な機動隊による多数のイラン人の拘束とそれに抗議した市民の逮捕、さらには昨年9月、福岡で中学の先生であるY.Aさんが、長年ペルー人の相談と就職の世話をしたことから、「不法就労助長罪」の疑いで逮捕され、4ヶ月拘留の後保釈されて、現在公判を続けていることを本人自ら淡々と語られた。教職にあって、ボランティア活動が法に触れ、ついに国家権力と対決することになったAさんの立場に憂慮せざるを得ない。
多くの外国人労働者の難題は「不法就労」と呼ばれることだ。私達は、1990年12月に国連で採択された「すべての移住労働者とその家族の権利保護に関する条約」を日本政府が批准するように世論の力を結集させる運動が大切だと思う。
(報告 T)
第3回関東甲信越外国人労働者問題フォーラム報告集
昨年4月、長野県で開かれた第3回関東甲信越外国人労働者問題フォーラムの報告集ができあがり、オアシスでも扱っています。今後、連続セミナーなどで販売していきます。(B5判121ページ、頒価800円)
新聞から
エイズ感染タイ人女性・「手術受けられず後遺症」と・甲府市などを賠償提訴
毎日新聞・1994年4月2日
保育と国際化・甲府でシンポ
朝日新聞・1994年4月6日
外国人の手術や麻酔必要なときに・5ヵ国語の会話ハンドブック
朝日新聞・1994年4月24日
甲府市など争う構え・エイズ患者たらい回し訴訟・「医学的に措置」
朝日新聞・1994年6月7日
12ヵ国語の外国人医療ハンドブックを翻訳監修したT.Sさん
山梨日々新聞・1994年6月17日
外国人の医療費未払い問題・対策制度創設を要望・県医薬課に県民連絡会・民間病院でも該当ケース
山梨日々新聞・1994年6月28日
手術の必要性・甲府市を追及・HIV感染女性裁判
朝日新聞・1994年7月12日
「治療過程が不自然」・エイズ訴訟で原告側
山梨日々新聞・1994年7月12日
お知らせなど
事務所移転のお知らせ
総会において会則の変更が承認されました様に、事務局が、山梨YMCA駅前ブランチから下記の通り、カドヤビル10号室に移転となりました。山梨YMCAさんには長い間いろいろ世話になりありがとうございました。
新しい事務所は、実際には、5月よりお借りし、事務局会議や相談に使用してきました。今後は、日本語教室や外国語教室にも使用していく予定です。4坪と決して広くありませんが、場所的にはわかりやすいところです。ビルといっても木造ですのでお間違いのないよう…
今後、郵便物は、こちらのほうにお願いします。なおFAX番号も変更となりました。
新事務所
住所 〒400 山梨県甲府市丸の内3−2−13 カドヤビル10号
TEL 0552−27−1109 FAX 0552−26−7718
(地図省略)
オアシスからのおことわり
6月から7月にかけて一部の新聞において、小淵沢町でのホースカーニバルの内容に「オアシスのY副代表が抗議」といった記事が載りましたが、これはオアシス副代表としてではなく、Yが個人として行なったものです。また、オアシス副代表と名乗って取材に応じたこともありませんので、誤解のないようここにおことわりしておきます。
第4期オアシス連続セミナー開催のお知らせ
総会でも報告されましたように「外国人も住民です」を基本テーマに、9月より月1回の予定でセミナーを開きます。日時、場所等は追ってお知らせします。皆様ご参加ください。
会費納入のお願い
94年度が始まりました。日々、相談の対応におわれていますが、セミナーなど事業計画の実行に向けがんばっていきたいとおもいます。
94年度の会費がまだの方はよろしくお願いします。なお、郵便振替口座番号が番号化されました。
会費 |
個人会員 |
年間 12,000 |
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団体会員 |
一口 10,000 |
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賛助会員 |
一口 20,000 |
口座番号 |
00400−9−3286 |
口座名 |
山梨外国人人権ネットワーク オアシス |
交通事故入院中のイラン人Rさん、退院、帰国
1992年9月に甲府市内で仕事中に交通事故に遭い頭の骨などを折る重傷を負ったイラン人男性Rさんが9月8日、約2年間の治療を終え帰国しました。ご支援下さった皆様方、長い間どうもありがとうございました。次号において詳しく報告できればと思っています。
編集後記
●前号発行から6ヵ月も過ぎてしまいました。誠に申し訳ありません。この間、総会の準備などもありなかなか手がまわりませんでした。次号は、年末に出したいと考えていますが…。
もしこのニュースが9月17日にできあがっていたらそれは印刷屋さんのおかげです。今日は16日です。
●実は、私は、9月8日に帰国したRさんに街中で偶然会った時、お金があまりない彼にコーラをご馳走してもらったことがある。2,3度会っただけなのに。
●TBS系のニュース23のエンディングで流れるネーネーズの『黄金の花』という歌は、日本人に対するメッセージかと思っていたが全部通して聞いてみると「外国人労働者」のことを歌っているようでもある。(あ)
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